2025年4月に始まる大阪・関西万博の会場内で、来場者の案内や忘れ物、迷子の対応などにあたる「ゲストサービスアテンダント」の入社式が15日、大阪市内であった。15倍を超える狭き門を経て採用された社員らは「来場者の思い出に残るおもてなし」をめざし、これから研修に励む。
入社式は、万博を主催する日本国際博覧会協会から受託したTSP太陽とTOPPANの企業グループが開いた。採用した1080人のうち838人が入社式に出席した。
TSP太陽の池沢嘉悟社長は「会場内で様々なおもてなしにかかわる業務で、万博の成功という評価に直結する重要な仕事で、精いっぱい取り組んでもらいたい」と呼びかけた。
採用された社員を代表して、堺市の林実倫(まりん)さん(25)が「世界中のみなさんに、『大阪っていいところだな』と思っていただけるおもてなしができるよう研修に励みます」などとあいさつした。別の会社で事務職として働いていたが、生まれ育った大阪で万博が開かれるなら、少しでもかかわりたいと思い、応募したという。
アテンダントは、約600人…